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“なんとなく”では
快適なオフィスは作れない。

新型コロナウィルスの影響などによりテレワークが加速し、
改めて社員の働き方が問われている昨今、オフィスの移転を検討している企業が増えています。
オフィス移転を成功させる鍵は、立地・規模・見た目ではなく、
そこで働く「社員が働きやすい」と感じられるかどうかです。
このサイトでは社員が働きやすい「快適なオフィス」を徹底研究。
「何となくオシャレ」「何となくいい感じ」ではなく、
データや実例をまじえて“根ほり葉ほり”リサーチします

サイト運営|Zenken株式会社

「快適なオフィス」根ほり葉ほり研究所~ねはけん~
1975年に語学教育事業をスタートさせ、現在ではITコンサルティング事業をはじめ各種事業を幅広く展開。 2020年2月に西新宿にオフィスを移転し、2021年に東京証券取引所グロース市場に上場。 社員にとって働きやすいオフィスとは何かを考え発信するために、このメディアを立ち上げました。

そもそもなぜ
「快適なオフィス」

そもそもなぜ、「快適なオフィス」を作る必要があるのでしょうか?
それは「社員が働きやすい」と感じられることで、仕事の生産性や創造性が増し、会社の売上アップに繋がるからです。
また、そういう環境で働くことで会社への愛着が深まって離職率が下がるだけでなく、
快適性の高いオフィスをアピールすることで求人の応募率アップも期待できます。

そもそもなぜ“快適なオフィス” そもそもなぜ“快適なオフィス”

コミュニケーションを阻害する課題

コミュニケーションを阻害する課題として、コミュニケーションスペースがない、会議室が少ないなどがあげられます。
コミュニケーション不足は業務の効率性や生産性の低下にもつながっていきます。また業務への影響だけでなく人間関係の悪化にもつながる恐れがあり、離職率の上昇にも関わってきます。そのため社内コミュニケーションの活性化に取り組む必要があるのです。

「快適なオフィス」に移転したIT系企業本当に“社員の働きやすさ”
アップした?

Before
旧オフィス(全研プラザ)

このサイトの運営者でIT事業などを展開するZenkenは1975年創業で、2020年1月までは新宿駅西口付近にある「全研プラザ」をオフィスとして利用していました。やがて事業の拡大とともに、社員数が増加。1人1人の作業スペースが限られるうえ、営業・制作などのチームや部署がフロアごとに分かれていたため、「コミュニケーションが取りにくい」という課題を抱えていました。

After
新オフィス(住友不動産新宿セントラルパークタワー)

2020年2月に、西新宿にオフィスを移転。広々としたワンフロアになり、ラウンジやミーティングルームも増設され、デザインも木目のフローリングや観葉植物を取り入れた自然を感じられる空間に生まれ変わりました。結果的に旧オフィスよりも「コミュニケーションが取りやすくなった(58.4%)」「何となく気分・モチベーションが上がるようになった(41.6%)」「ストレスを感じることが少なくなった(36.4%)」という声が社員から聞かれました(※)。2021年6月には東京証券取引所グロース市場に上場を果たすなど業績も右肩上がりで伸びています。

【※Zenkenの社内アンケートより】
・集計期間:2022年5月25~27日
・対象人数:バリューイノベーション事業部に所属する102名
・調査方法:アンケートフォームにて回答

オフィスで働いている288人にアンケート
快適なオフィスについて
みんなの声

「ねはけん」ではオフィスで働いている288人に対してアンケートを実施。アンケートではオフィスに対しての不満、快適なオフィスが与える影響、具体的なレイアウトについて質問しています。
一般的にはオフィスをどのように捉えている人が多いのかを知り、自社の参考にしてみてください。

不満について
今のオフィスについての質問

現在働いているオフィスについて不満があるか
対象:20歳~59歳の会社員最大315名
期間:2023年5月26日実施(調査機関:Fastask)

半数以上の53.3%の人が何かしらの不満を抱えている事がわかりました。毎日通うことになるオフィスなので不満がないようにしたいですね。
オフィスで働いていないという人も8.6%いました。ただしこの方たちも満足しているかといったらそうではありません。大事なのは自分がパフォーマンスできるような環境にすること、と言えるでしょう。

オフィスの環境について
環境の良し悪しが与える影響

オフィスの環境の良し悪しは業務に影響すると思いますか?
対象:20歳~59歳の会社員288名
期間:2023年5月26日実施(調査機関:Fastask)

オフィスの環境は「成果」「モチベーション」「コミュニケーション」の3視点でどういう影響を与えると感じているのかのアンケートを実施。結果60~70%という高い数値でオフィスの環境の良し悪しは業務に影響すると思うと感じている事がわかりました。快適に過ごせるオフィスは社員にとっても必須な事項と言えるでしょう。
特にモチベーションに関してはそう思うと回答して人が70%越えとなりました。人間関係のように変えづらいものではなくデザインやインテリアに関しての回答ですので変更を検討してみてはいかがでしょうか。

オフィスの要素
重要だと考えてる要素について

オフィスの環境の良し悪しは業務に影響すると思いますか?
対象:20歳~59歳の会社員288名
期間:2023年5月26日実施(調査機関:Fastask)

オフィスで重要だと考えられているのは、「機能性」「快適性」「耐久性」の順に高く、業務を効率よくこなせる機能性とリラックスして過ごせる快適性は67.4%と64.6%とともに高い数値となりました。使いやすく過ごしやすいオフィスというのが求められています。

生産性向上のための
オフィスについて

仕事に集中でき生産性向上に繋がるオフィスのイメージを教えてください
対象:20歳~59歳の会社員288名
期間:2023年5月26日実施(調査機関:Fastask)

社員が働きやすく生産性が向上するイメージをもっている要素については画像のような結果になりました。意外だったのは寒暖差がないオフィスは働いている人にとって重要だと考えられており2番目に高い項目となりました。どのようにオフィス環境を整えるべきかの参考になったのではないでしょうか。

オフィスを変えることで「社員の働きにくさ」は解消できる

この例からわかるように、オフィス環境を整えれば、社員が抱えるコミュニケーションやモチベーションの低下、ストレス過多といった「働きにくさ」に繋がる問題の多くを解消できます。
「社員の働く意欲が低い」「離職率が高い」といった課題を抱えている企業の方は、オフィス移転を検討してみるのも一つの手段です。
次の項目では世界をリードする有名企業のオフィス事例をピックアップし、それぞれの共通点を探してみました。

 取材協力 / オスモ&エーデル
オスモ&エーデルの東京ショールーム

引用元:オスモ&エーデル株式会社(https://osmo-edel.jp/office/lp/)

オスモ&エーデルは、ドイツの暮らしや住居スタイルを提案する会社です。
住まいに関する製品販売や、新築・リフォームの相談も行っています。
人と環境に優しく、自然との関わりを大切にした、高品質な建材の取り扱いを通じて、快適な住環境を届けています。
オフィスと関わりの深い製品も取り扱っています。

快適なオフィスの事例
世界をリードする企業はどうしている?

Google
(東京)
Google(東京オフィス)
引用元HP:Google(https://www.blog.google/press/)
創造性を刺激する和テイストな空間

世界をリードするIT企業のGoogle社。アメリカ・シリコンバレーにある本社は自然の中に溶け込む大学のキャンパスのような空間ですが、日本の東京オフィスは六本木、いわば都会のど真ん中にあります。オフィスは遊び心があり創造性を刺激するデザインや、他部署の社員とも自由なコミュニケーションが取れるリラックススペース、無料で利用できるカフェなどを設置。写真にあるオフィスの一角は、曲線を多用した和テイストのデザインが印象的です。

Amazon
(目黒)
Amazon(目黒オフィス)
引用元HP:Amazon(https://www.aboutamazon.jp/news/amazons-offices/amazon-pursues-diversity-and-ease-of-work)
600種類以上の植物で多様性を表現

50カ国以上のグローバル人材が集まって働くAmazonでは、国籍を問わないコミュニケーションを意識したオフィスづくりを徹底。多様性の象徴として600種以上の植物を植え、無機質なパーティションを極力減らすことで開放的な空間を作り上げています。壁も直線ではなく曲線を取り入れることで、空間にメリハリを加えています。オフィススペースには1人で集中するプライベートブースやグループ作業用のデスクなど、様々なシーンに合わせたスペースを用意しています。

Facebook
(東京)
Facebook(東京オフィス)
引用元HP:Facebook(https://ja.foursquare.com/v/facebook-tokyo/50235b70e4b0957f27de15d0/photos)
遊び心のあるデザインで各国文化を反映

港区の超高層ビルの中にあるFacebookの日本オフィス。世界中にユーザーを持つFacebookでは、各国の文化や特徴をオフィスのデザインにも反映しています。ゆったりくつろげるオープンスペースを多めに配置することで、社内で自然なコミュニケーションが生まれる仕組みを作っています。写真はオープンスペースの一つで、天井にかるたをモチーフとしたデザインが施されているのが印象的。全体的にカラフルですが、壁や天井、家具に木の素材があることで温かみのある雰囲気に仕上がっています。

Apple japan
Apple japan
引用元HP:Apple japan https://ja.foursquare.com/v/apple-japan/4ecf3da629c223f92778cbe7
アイデアを生むシンプルな木の空間

スマホやノートPCなど日常生活に欠かせないアイテムを次々と生み出しているのがApple社です。Google、Amazon、Facebookとは毛色が少し異なり、シンプルな木の空間であることが特徴。余計なものを置かず、木材を多用することでシンプルながらも落ち着きとインスピレーションを同時に与えてくれそうな空間となっています。写真はカフェテリアですが、ミーティングとして活用している社員も多いようで、こうしたリラックスした空間から数々の独創的なアイデアが生み出されるのでしょう。

快適なオフィス作りのヒントは
「自然」「木」=バイオフィリックデザイン

これら一流企業のオフィスに共通している点は、「木」「自然」のエッセンスを取り入れていること。
つまり、快適なオフィス作りのヒントは「木」「自然」にあると考えられます。
こうした建築物の中に自然を取り入れる考え方を「バイオフィリックデザイン」と言います。
Googleなどに代表されるように、実際に欧米の大手企業などではこの思考を取り入れたオフィスが増加傾向にあります
動線やレイアウトももちろん大事ですが、まず「木」「自然」を意識してみると良いかもしれません。

社員の幸福度・生産性・創造性が上がる
バイオフィリックデザイン
とは?

バイオフィリックデザインとは、「バイオフィリア」という造語が元になった建築デザインの一つ。バイオ(=生命、自然)フィリア(=愛好、趣味)とは、「人間は自然とつながりたいという本能的欲求がある」という概念のことで、1984年にアメリカの生物学者エドワード.O.ウィルソンが提唱しました。 バイオフィリックデザインは都市部に住む人が急増した昨今において、特に注目を集めています。自然との結びつきがオフィスで働く人々にポジティブな影響を与えていると、いくつかの研究で証明されているのです
世界16か国、7,600人のオフィスで働く人々を対象とした「世界の職場におけるバイオフィリックデザインの効果」というアンケートでは、下記のような結果が出ました。

世界の職場における
バイオフィリックデザインの効果

木があるオフィス

  • 15%
  • 32%
  • 2%
  • 5%

木がないオフィス

  • 9%
  • 18%
  • 5%
  • 11%
  • 幸福度が上がる
  • インスピレーションを感じる
  • 不安を感じる
  • 退屈を感じる
参照元:世界の職場におけるバイオフィリックデザインの効果(2015年の調査より)
(http://interfaceinc.scene7.com/is/content/InterfaceInc/Interface/AsiaPac/WebsiteContentAssets/Documents/Brochures/Japan/wc_humanspacesreport-jp.pdf)

バイオフィリックデザインの効果を調査した上記の研究レポートによると、「木があるオフィス」と「木がないオフィス」とでは、働く社員の心理面に大きな差があることがわかりました。 「木があるオフィス」のほうが幸福度や創造性が高まる一方で、不安感や退屈を感じにくくなる傾向が見て取れます。 その中でも特に差が大きかったのが「インスピレーションを感じる(32%)」という項目。「人間は自然を見るとストレスホルモン(コンチゾール)が16%減る」という研究結果(※)もあるだけに、 人が自然にもたらす影響は無視できないと言えるでしょう。

バイオフィリックデザインの
認知度について

現在働いているオフィスについて不満があるか
対象:20歳~59歳の会社員288名
期間:2023年5月26日実施(調査機関:Fastask)

バイオフィリックデザインの認知度は詳しく知っているが13.5%、詳しく知らない阿賀聞いたことがあるが22.2%、知らないが64%になった。近年注目を集めているとはいえ、まだまだ認知度が低いとがわかった。

バイオフィリックデザインで
働きたい人の割合

現在働いているオフィスについて不満があるか
対象:20歳~59歳の会社員最大103名
期間:2023年5月26日実施(調査機関:Fastask)

バイオフィリックデザインを知っている人だけに行った追加調査では、「56.3%もの人がバイオフィリックデザインのオフィスで働きたいと回答していた。
バイオフィリックデザインを知っている人はその良さにも気づいていて働きたいと思ったのだと言えます。当サイトではバイオフィリックデザインの効果やオフィス事例、メリットデメリットなど様々な角度からまとめているので、気になる人は是非見てみてください。

さらに違いを詳しくみると
自然のあるオフィスで
働く人のほうが…

幸福度15%高い

ストレスレベルを測ることで幸福度と自然との関係性を調査した実験では、視覚的な自然とのつながりが個人のストレスを低減させることがわかっています。この実験は世界中で行われましたが、特にフランスでは緑やオーシャンビューなどの自然景観がオフィスでの幸福度を最大限に高めることが示されています。全体の実験結果では幸福度が最大15%も上がっていることがわかりました。特に影響度が大きいのが窓で、ドイツとインドでは窓のないオフィスと窓のあるオフィスでは、窓のないオフィスで働く人の幸福度が明らかに低下するという結果も報告されています。

生産性6%高い

幸福度だけでなく、バイオフィリックデザインを職場に取り入れるで「生産性が6%向上する」ことが世界的な研究でわかっています。だたし、どんな自然の要素が生産性に寄与するかは国によって様々。例えば、イギリス・オランダ・フィリピンでは観葉植物の存在が生産性を向上させましたが、ドイツでは石を取り入れることが生産性の向上と関連づけられたようです。中国の場合は、自然光が生産性や幸福度の上昇に役立ったという結果も。いずれにせよ、自然を取り入れることでポジティブな影響が見てとれました。

創造性15%高い

創造性に関しても、調査を行ったすべての国で良い影響が確認されました。日光や植物などの自然要素を取り込んだ環境で働いている従業員は、自然がまったく感じられない環境で働いている従業員に比べ創造性が15%高いという結果が出ています。オフィスに観葉植物を設置するだけでなく、窓から見える景色も従業員に影響を与えており、例えばブラジルでは窓から水辺が見えるオフィスの場合、創造性が上がるという検証結果も確認されました。窓もオフィスの快適生を左右する重要な要素と言えます。

観葉植物を置くだけじゃダメ…?
オフィスに
自然を取り入れるには?

オフィスに自然を取り入れる方法は、観葉植物を置いたり、フローリングに木材を使ったり、日光を取り入れるために大開口の窓を設置するなど様々な方法があります。 手軽なのは観葉植物を置くことですが、オフィスを移転するにあたってはまず何から考えればいいのでしょうか。

観葉植物だけでは不十分
オフィスの印象を変えるなら、
まずフローリングから

「部屋の印象は床が9割」という言葉があるように、部屋のなかで一番面積が広く、視界にも入りやすいのが床・フローリング。オフィスにおいても、例えばタイルカーペットの床を木目調にフローリングを変えることで部屋の印象をリラックスできる空間に変えることができます。オフィスで使う木目のフローリングは、主に無垢フローリングと複合フローリングの二種類。まずはそれぞれの違いを整理してみましょう。

木目のフローリングにするなら
無垢?複合?

無垢フローリング 無垢フローリング

無垢フローリングのメリットは、木の表情や質感をダイレクトに感じられるところ。加えて、湿気が多ければ吸い取り、少なければ放出するという、木が持つ「調湿機能」を発揮してくれます。木が自動的に調整してくれることで、冷暖房や加湿器に頼りすぎることなく、快適な空間を実現できます。
デメリットは費用が複合フローリングに比べて高いことや、ワックス塗装など定期的なメンテナンスが必要なことでしょう。また、調湿効果でフローリングが伸縮し、反りや割れが起こることも起こり得ます。

メリット
  • 肌触りのよい質感
  • 調湿機能がある
デメリット
  • 費用が比較的高い
  • 手入れが手間

複合フローリング 複合フローリング

複合フローリングのメリットは比較的費用が安く、メンテナンスの手間がかかりにくいことです。木本来の質感や調湿機能を味わうことはできませんが、木目の模様だけ楽しめたら良い、という場合には向いているでしょう。
デメリットは新品のときが一番美しく、そのあとは劣化してしまうという点。無垢材はメンテナンスをして補修していくごとに味が出て美しさを増しますが、複合フローリングは傷や汚れがつきにくい分、ついたときに補修が効かず張り替えるしか選択肢がなくなってしまいます。

メリット
  • 費用が比較的安い
  • 手入れが楽
デメリット
  • 劣化しやすい
  • 木本来の質感は味わいにくい

大事なのはどちらが
社員にとって快適かということ

無視できない
オフィス内の温度・湿度

オフィス環境の満足度を調査したレポート(※)によると、 オフィス環境で重要だと思う要素の上位に「オフィス内の温度や湿度」がランクインしています。グラフを見てわかるように、女性はオフィス内の温度や湿度を最も重要視しており86%の方が重要だと回答しています。男性でも2番目に重要と認識されており、79%の方が気にしているという結果となっています。この結果を踏まえれば、調湿機能を備えた無垢材のほうが社員のニーズに応えられると言えるでしょう。

参照元:OFFICE SURVEY REPORT(2012~2015年の調査より)
(https://workmill.jp/wp-content/uploads/2018/11/OFFICE-SURVEY-REPORT.pdf)
無視できないオフィス内の温度・湿度
調湿機能を備えた
無垢フローリングはどうやって選ぶ?
取材協力|オスモ&エーデル株式会社
オスモ&エーデル
インタビュー取材に応じてくれた
広報担当の田中さん

では、オフィスに無垢フローリングを導入するにはどのような点に注意すればいいのでしょうか?
「根ほり葉ほり研究所」が注目したのは、環境先進国ドイツ生まれで、 無垢材の持つ質感を活かしながらも、 木の持つ調湿機能を妨げない「オスモフローリング」。 オスモ&エーデル社の広報担当・田中さんに、無垢フローリングの魅力や選ぶ際の注意点をお聞きしました。

無垢材の良さを活かすには?

無垢フローリングは木の表情や質感、香り、調湿効果などを五感で楽しめる一方、費用が高かったり、メンテナンスの手間がかかったりして敬遠される方もいらっしゃいます。無垢材の良さを失わずにお手入れの手間も軽減したい場合は、塗装選びを慎重に行うことが大切です。 メンテナンスを楽にしたいという理由で無垢材にコーティング系の塗料(ウレタン塗料)を塗ってしまうと、見た目はピカピカで水拭きなどもできるようにはなりますが、無垢フローリングの心地よい質感は失われ、調湿機能も妨げてしまいます。

材質ではなく、実は塗料が大事

無垢フローリングに使用するなら膜を張るタイプの塗料ではなく、浸透させるタイプの自然塗料を選ぶと良いでしょう。植物油やワックスをしっかりと木に浸透させることで水拭きもできるようになりますし、何より木の表情が活きてきます。傷や汚れを目立ちにくくする効果を発揮しながらも、木の呼吸を妨げないため、木の持つ調湿機能がお部屋の中の温度や湿度を快適に保ってくれます。塗料によって無垢フローリングの良さが左右されるといっても過言ではないでしょう。

無垢材を使った
オスモフローリングの実例

スズキ&アソシエイツ
木の香りの心地良さを感じるオフィス

スズキ&アソシエイツ
(愛知県西尾市)

スズキ&アソシエイツ欧米ブランドのハーレーパーツなどを取り扱う輸入商社です。再生可能エネルギーを利用するエネルギーシフトの実現とともに、目指したのは、「社員が気持ちをオープンにして働けるようなオフィス」。「無垢材なので、木のあばれなども心配しましたが、今のところ特に問題なく使用しています。幅広のフローリングが広々とした空間にマッチしており、木の香りの心地よさを感じています」(施主より)。

棟匠(茨城県水戸市)
簡単な手入れで施工当時の状態を維持

棟匠(茨城県水戸市)
茨城県で無垢材にこだわった注文住宅を手掛ける棟匠。新社屋を自社で施工し、受付や待ち合わせロビーといった来客対応する大事な場所に、やすらぎと安心感が得られるオスモの無垢フローリングを採用しています。オスモカラー塗装で保護しているオーク材は手入れも簡単で、施工当時の様子が維持できている点も満足いただいているようです。

16SKY BLDG.(東京渋谷区)
防汚性・撥水生・メンテナンス性が揃う

16SKY BLDG.(東京渋谷区)
快適なオフィス空間を提供するため、オスモフローリングを採用した「16SKY BLDG.」。やすらぎやぬくもりを与える木の質感もさることながら、オフィスに必要な防汚性・撥水生・メンテナンス性を備えていることが導入の決め手に。その結果、快適な空間を求める感度の高い企業がテナント入りしています。

働きやすいオフィスの条件

働きやすいオフィスの事例

働きやすいオフィスを実現するには、実例を参考にしてみるとイメージしやすくなるためおすすめです。「GAFA」をはじめとする、働きやすいオフィスの事例を写真付きでいくつか紹介します。働きやすいオフィスを追っていく中で、ある一つの共通点が見えてきたので、その内容も併せて参考にしてください。

生産性の高いオフィスとは?

従業員のモチベーションを上げ業務の生産性を高めるには、オフィス環境を整えることが重要です。オフィス環境を整える要素には、室内の温度や湿度、明るさなどがあります。生産性を高めやすいオフィスの特徴や、環境改善に役立つ方法を紹介します。

クリエイティブ力が高まるオフィスとは?

社員のクリエイティブ力を高めるには、オフィス環境を整えることも手段の一つ。クリエイティブ力を鍛える要素には、自由にコミュニケーションが取れるスペースを設置するけでなく、自然との触れ合いを意識することが大切です。創造性を高めるために必要な職場環境とは何か、またクリエイティブな職場環境の事例についても紹介します。

オフィスで取り組めるSDGsとは?

近年よく耳にするSDGsという言葉。地球環境問題や人種差別などを世界的に改善していこうという風潮が高まる中、企業にもSDGsの取り組みに沿った対応が求められています。 オフィスでSDGsに取り組むメリットや、SDGsを取り入れる簡単な方法について紹介します。

オフィスのレイアウト変更をするときのポイントを紹介

快適なオフィス環境を構築するために、レイアウト変更を検討することがあるでしょう。オフィスレイアウトを決めるときは、職種や規模の大小によって抑えるべきポイントがあります。たとえば、デスク配置。人気の型でも職種によっては向いていないかもしれません。オフィスのレイアウト変更の際に知っておきたいポイントをまとめました。

オフィスの室内温度・湿度のポイント

オフィスの温度と湿度は、働きやすいかどうかを大きく左右しています。オフィスの温度を快適に保つことは、作業効率の向上にも繋がります。湿度の調整もウイルスの活性化や、温度の感じ方に影響しますので、温度・湿度両方の管理が大切です。

オフィスの明るさを改善するポイント

仕事をする上で、適切な明るさが保たれていないと効率が悪く、ストレスを感じることにもなります。照明の増設にも、照明器具のタイプや光の色によって雰囲気が変わるので、設置場所別に向いている照明を紹介しています。

オフィスランドスケープとは?

オフィスランドスケープは、1960年代のドイツで生まれたオフィスレイアウトの考え方です。オフィスの間仕切りを取り払ってオープンなスペースとすることで、スタッフ同士の積極的なコミュニケーションによるアイデアの創出などが期待でき、日本でも注目されています。

スマートオフィスとは?

スマートオフィスとはIoT技術を導入して、オフィス環境のスマート化を実現しているオフィスです。ネットワークを活用したリモートワークや情報管理、従業員同士のコミュニケーション支援といったメリットがある一方、情報セキュリティについて対策が必要です。

ベンチャー企業とスタートアップ企業のオフィスとは?

独創的なビジネスモデルや意欲的かつ多様な働き方をコンセプトにするベンチャー企業やスタートアップ企業では、オフィスの空間設計もまた事業戦略やプロモーション戦略の一環として重視されます。ベンチャー企業やスタートアップ企業のオフィスについて解説します。

生産性向上が期待できるサテライトオフィスとは?

サテライトオフィスとは、企業や団体の本社・本拠から離れた場所に設置されるオフィスのことです。都市型サテライトオフィスや郊外型サテライトオフィス、地方型サテライトオフィスなどがありますが、いずれも生産性の向上が見込めるメリットがあります。ここでは生産性向上が期待できるサテライトオフィスについて解説します。

オフィスラウンジ導入で企業ブランディングを向上させよう

オフィスラウンジとは、オフィス内に設置されるラウンジ空間のこと。設置場所やレイアウトなどに決まった形式のものはなく、フリーアドレスでの仕事を目的とする場合や休憩用スペースとして使用する場合など、さまざまな目的で利用されます。ここでは企業ブランディング向上が期待できるオフィスラウンジについて解説します。

ミーティング以外でも大活躍!ミーティングスペースとは?

ミーティングスペースとは、一般的にミーティングを行うためのスペースとして設置されるものですが、実はミーティング以外にもさまざまな活用方法があります。例えばランチミーティングや来客対応、採用面接、リフレッシュスペースなどです。ここではミーティングスペースを設置するメリットや活用方法について解説します。

リフレッシュルームとは?

リフレッシュルームとは、文字通りリフレッシュするための空間です。社員がリフレッシュできるのはもちろん、それ以外にもメリットがあることから、近年リフレッシュルームを設置する企業が増えています。

グループアドレスとは?

グループアドレスは自由な雰囲気を演出できる一方で、フリーアドレスよりもルールが設定されます。完全自由ではなく、ある程度カテゴリーで分類することで、マネジメントを行いやすくするのがメリットです。

タッチダウンオフィスとは?

生産性向上が期待できるサテライトオフィスとは?

タッチダウンオフィスは出張・出先、さらにはテレワーク・在宅ワークが多い会社にとっては貴重な空間となります。出先での仕事場所を確保することで、同じ境遇の社員同士でコミュニケーションが取れるのがメリットです。一方で注意点もあります。

オフィスで脱炭素化を目指すには

脱炭素経営を目指す場合、オフィスの脱炭素化も検討する必要があります。オフィスは省エネを意識した機器の導入や、労働環境の見直し・改善によって脱炭素化を推進可能です。さまざまな創エネ・省エネの仕組みを取り入れ、脱炭素化を推進している企業も多数あります。

オフィスの床
フローリングの種類

オフィスで使用される床の種類を紹介します。オフィスの床は、主にタイルカーペット、ビニル床タイル、フローリングの3つです。使用する床材によってデザイン性や快適性が変わるため、慎重に選ぶ必要があります。それぞれの特徴やメリットを紹介しているので、これからオフィスの開店や移転を考えている方はぜひ参考にしてください。

木材のフローリング

木材

多くの住宅でリビングや寝室などに採用されている、木目のフローリング。無垢フローリングと複合フローリングの2種類があり、見た目も性能も大きく異なるため、どちらにするかよく考えてから選ぶと失敗がありません。無垢・複合それぞれのメリット・デメリットも解説しているので、ぜひ併せて参考にしてください。

タイルカーペットのフローリング

タイルカーペット

タイルカーペットは、タイルのように小さくて四角いカーペットを絨毯のように敷き詰める床材です。既製品のカーペットが合わない場合や、床が歪んでいるなどの理由で1枚のカーペットが使用できないときに便利。特にオフィスは住宅のように既製品では合わないことも多いため、タイルカーペットを採用しているところは多いようです。

ビニル床タイルのフローリング

ビニル床タイル

床に貼るタイルの中でも、プラスチック性の樹脂を原料としたものをビニル床タイルと呼びます。ビニールのため、耐水性や耐久性に優れ、模様のバリエーションも豊富なことが特徴です。 ビニル床には硬い素材のフロアタイルと、クッション性の高いフロアシートの2種類があります。オフィスでは主にフロアタイルが使用され、木目や石目などリアルな質感を出すことが可能。メンテナンスの手軽さも選ばれる理由の一つです。

オフィス移転の注意点

オフィスを移転する際は、業務と並行して進められるよう余裕を持ったスケジュールを組み、計画的に進めることが大切です。オフィスを移転する際の注意点について3つのポイントに絞ってまとめました。また、具体的な手順や移転にかかるコストなども併せて紹介しているので、ぜひ参考にしてください。